埼玉県のお客様
ホームページをご覧になって来店され
お持ちになられた時計は42mmのアップルウォッチ。
アップルの純正のベルトの取り付けは一般の腕時計の
バネ棒式ではないのでそのことをご説明しましたが
お客様は2ndモデルをたいへん気に入られどうしても
付けてみたいとのご要望で取り付け方法を打ち合わせ
しました。
昨年のアップルウォッチ発売後
サードパーティで一般の時計ベルトが付くアダプター(バネ棒タイプ)が
販売されています。
42mmサイズのアダプターのバネ棒は24mmでその幅のベルトがあれば
付くのですが当方のベルトは20mm幅で付きません。
ワンオフで作ることは仕様面等を考えすぐには難しいので新たに作る以外に
方法論として20mm幅のベルトに24mm幅のバネ棒を溶接すれば
取付ることは出来ます。
ただ問題として
1.時計の大きさとベルトとのバランス
2.ベルトとラグ脚のすきまはできるだけないほうがよく
左右2mmのアソビが出来るので日常の使いでの強度が保たれるのか
3.ケース径40mmの時計を基準にしてバネ棒間の幅を設定しているので
大きいサイズの時計かつ社外品のアダプターでバネ棒→バネ棒の幅が
大まかでしか分からず装着した場合ベルトがカチッとロックできるか事前に検証
できない。
が考えられご説明しました。
アダプターを購入して再来店され拝見しましたが
時計に付けて20mm幅ベルトとのバランスを見ましたがマッチします。
(個人的な意見ですが24mm幅の一般から販売されている金属の
ベルトは幅がありすぎて似合う人が限定されるのでは)
○市販品に付いているバネ棒は1.8mmの太いタイプでわずかの違いながら
細いタイプより強度があり横のブレにも強い。
○アダプターを付けてバネ棒→バネ棒を測ったところ約44mm幅で
調整が可能な範囲でカチッとロックされないにしろ収まる。
ということが分かり通常とは異なることを説明してご納得いただき
作成に着手しました。
先日仕上がって来て取付けたところ
時計とベルトのバランスはとてもよく時計が引き立ちます。
ベルトのロックは正常にできカチッと収まり問題ありません。
装着に関してもコツが分かればバネ棒に負荷がかからないようにでき
注意すれば問題ありません。
アップルウォッチのステンレスの鏡面仕上げと
時計ベルトがうまくつながり雰囲気もマッチしました。
お客様もイメージ通りでたいへん喜ばれご満足いただくことが
できました。
通常では一点のみの注文はお受け出来ないのですがちょうど
在庫を作成している時でこの組み合わせが生まれました。
初めての四角い時計ですが2ndモデルとの相性もいいことが
分かり
しかもそれがアップルウォッチで検証できました。
いいご縁と機会をいただけてどうもありがとうございました。